中国人民解放軍駐香港部隊ビル

土台のすぐ上が、くびれた形。ワイングラスのようだ、とか、ジンのボトルを逆さにしたようだという人もいます。斧で切り倒される寸前の大木のようでもあり、なんとなく不安定さを感じる人もいるかもしれません。

 

この建物は、中国人民解放軍駐香港部隊ビルです。くびれ部分は、地上から敵がよじ登って侵入してくるのを防ぐ効果があると言われています。

 

もとはイギリス植民地時代に、イギリス海軍の敷地に建てられたもの。駐香港イギリス軍のビルとして使われていましたが、1997年の中国返還とともに人民解放軍のビルとなりました。

 

ちなみに、最寄の地下鉄駅はAdmiralty(アドミラルティ)ですが、これは「海軍本部」という意味です。駅名の由来からも歴史が感じられますね。