冬虫夏草(とうちゅうかそう)

「冬虫夏草(とうちゅうかそう)」。健肺、強壮、抗がん効果等のある漢方の生薬として、また薬膳中華の材料として使われる漢方食材の一つです。

 

冬の間は虫だったのに、夏になると草になる、とは、なんとも恐ろしげなネーミングですね。

 

夏の間に地上で孵化し、冬を過ごすために土中に潜る蛾の幼虫。その際に幼虫が、とあるキノコの菌に触れてしまいます。すると、キノコの菌は幼虫の体内で少しずつ成長しはじめるのですが・・・。


月日は流れ、夏に土の表面に顔を出したキノコ。しかし、その根を掘ると、体はあの幼虫のままなのでした・・・。自然界とは、かくもホラーな世界なのですね(^_^;)。

 

これを最初に食べてみた昔の人!そのチャレンジャー精神があっぱれです。私はいまだに怖くて食べられません(涙)。