蒸留水

香港でよく見かけるのが、PETボトルに入った蒸留水。もちろん、ミネラルウォーター類も購入できますが、蒸留水のほうが価格的にも安価なので、一般にはこちらもよく出回っています。

 

日本の水道水が「軟水」なのに対して、香港はミネラルが含まれる「硬水」。軟水・硬水はそれぞれ適した使い方がありますので、一概にどちらが良い・悪いということはありませんが、飲料用には軟水である蒸留水が一般的に好まれています。

 

香港の水道水そのものの衛生状態は悪くありませんので、料理に使ったり、うがい・歯磨きに使っても問題ありません。ただし、建物によっては給水タンクや水道管のメンテナンスが微妙な場合もありますので、飲む場合には一度沸かしたほうがよいでしょう。

 

また、水道水を沸かしてお茶を淹れる際、軟水と硬水では味の出方が違います。日本で飲みなれた茶葉を香港に持ち込む場合には、水道水ではなく、蒸留水を沸かしたお湯で淹れてくださいね。