小龍包

小龍包。これほどデリケートな点心は他にないでしょう(断言)。

旅行客の皆さんがやってしまいがちな失敗は、箸で持ち上げるときに皮を破いてしまい、中のスープが漏れてしまうというもの。あぁ~~、もったいない!

そこで、失敗しない食べ方をご説明します。
①レンゲに、黒酢と千切り生姜を載せます。...
②そのレンゲで、小龍包をセイロまで「お迎え」に行きます。
③小龍包をそっと持ち上げ、すばやくレンゲに移します。
④レンゲの上の小龍包は熱いので、まずはてっぺんをお箸で開くか、ちょっとかじりとります。
⑤ほんの少し熱さを逃し、舌をやけどしない程度に冷ましたら、中のスープを飲みます。
⑥黒酢・生姜とともに本体をいただきます。

とにかく、小龍包は中のスープが美味しさの命。

ポイントは、まだ熱いうちに小龍包をつまみ上げること。時間が経つと、中のスープがじわじわと流れて無くなってしまったり、皮がセイロにこびりついて、持ち上げる時に破れてしまいます。
また、皮を破らないようにするためには、セイロからレンゲまでの移動距離をいかに短くするかが命運を分けます!

いろいろと長年の試行錯誤の結果、これが小龍包を一番効果的に味わう方法だと自負しています。お試しくださいね。